博物館の石のラベルは、どこを読めばいい?
標本名、登録番号、成分、産地。博物館の実際の水晶の記録を例に、石の情報を読み分ける練習をします。
資料確認:2026-10-04実際の水晶の記録で、読んでみよう
地質標本館の登録番号GSJ M32785の記録には、標本名「水晶(石英)」、化学組成SiO₂、結晶系「三方晶系」、産地「福島県郡山市鬼ケ城」が記されています。
同じ水晶でも、別の場所で採れた標本には別の登録番号があります。登録番号は、石の種類全体の番号ではなく、その標本の情報をたどるための目印です。
標本名と、鉱物の分類を分けて読む
「水晶」は石英の透明な結晶の呼び名です。ラベルに広く親しまれた名前と、鉱物の名前が一緒に書かれることがあります。英語名があれば、別の国の資料を探す手がかりにもなります。
一つの標本に、いくつかの鉱物が一緒に付いている場合もあります。標本名が書いてあっても、写真に見えるすべての粒が同じ鉱物とは限りません。
産地の名前が、昔の地名のことも
昔に登録された資料には、合併前の町や村の名前が残っていることがあります。この辞典では、資料の表記を残したうえで、都道府県から探せるようにしています。
国名までしか記されていない資料から、詳しい鉱山を想像して足すことはできません。広い地域の記録と、個別の鉱山の記録では、場所の詳しさが違います。
写真と産出記録は、同じ標本か確かめる
日本の産出記録を説明しているページでも、参考写真は海外の標本かもしれません。このサイトでは、その地域の標本の写真か、別の標本か、対応が未確認かを分けて示します。
自分の観察メモにも、石の名前、見た場所、日付、標本番号や資料のリンクを残すと便利です。分からない欄は空欄や「未確認」にして、後で調べられるようにしましょう。
水晶という同じ名前なら、すべて同じ登録番号?
答えをひらく
いいえ。登録番号は個々の標本を区別する目印です。同じ種類の石でも、別の標本なら違う番号があります。
参考にした資料
資料確認:2026-10-04。原文の内容をもとに、小学生にも読みやすい言葉で説明しています。




