透明な結晶の面は、どう違って見える?
平らな面と、その面が交わる線を探そう。


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写真Aは水晶、写真Bはトパーズです。Aでは2本の結晶が斜めにつながり、Bでは離れた4つの結晶が写っています。どちらにも透明な部分と白く曇った部分があります。この標本の違いを見つける観察であり、同じ鉱物がいつも同じ形をしているわけではありません。
写真の出典は各標本の下に掲載しています。
透き通った石を見つけたら「水晶かな」と考えるかもしれません。でも、透明な結晶は水晶だけではありません。写真に写る水晶とトパーズも、別の鉱物なのに光を通す部分があります。
形を探すと、二枚の写真が変わって見える
石全体の輪郭だけでなく、平らな面がどこにあるかを見てください。面と面が交わる線を指でたどり、白く曇った部分と透ける部分も探します。水晶の写真は「日本式双晶」という、二つの結晶が決まった角度でつながった標本です。この一枚を、すべての水晶の標準形だと思わないことも大切です。
観察の問い:「どちらの標本に平らな面が多く見える?」「写真の角度を変えたら、答えは同じだろうか?」
数字が違っても、写真では測れない
米国宝石学会(GIA)の資料では、石英のモース硬度は7、トパーズは8と記載されています。モース硬度はひっかき傷への強さの順番です。数字の違いは資料から分かりますが、写真から硬さを測ることはできません。身近な物で傷を付けて試すことも勧めません。(GIAの硬度の説明)
水晶は鉱物「石英」の結晶を指す名前です。スミソニアン国立自然史博物館の石英標本一覧には、紫色のアメジストも石英の変種として載っています。図鑑を増やすときも、名前が違うから必ず別の鉱物種とは限らないことを示していきます。
では、どう調べる?
写真で気づいた形、色、光り方をメモし、出所が分かる標本の説明と比べます。透明なだけで水晶・トパーズのどちらかと決めず、ほかの候補も残してください。標本を削る、割る、口に入れる試験はせず、比較ページで観察を続けましょう。
この記事の資料
主な出典:米国宝石学会(GIA)「More than the Mohs Scale」
資料確認日:2026/9/29。写真の出典は各写真の表示または図鑑ページに記載しています。未知の石の鑑定や、現地での採集許可を示すものではありません。




