硬い石ほど、割れにくいの?
ダイヤモンドも割れるのはなぜ? モース硬度1〜10の意味と、傷のつきにくさ・割れにくさの違いを、図と短いクイズでやさしく解説します。
資料確認:2026-10-04「傷」と「割れ」は、違うこと
辞典で出てくる硬さは、表面の傷のつきにくさを比べたものです。いっぽう、力が加わったときの割れや欠けへの強さを「靭性」といいます。同じ「丈夫そう」という印象でも、二つは分けて考えます。
表面のすり傷に関わる性質。
力が加わったときの壊れにくさ。
1〜10の数字は、何を表している?
モース硬度は、10種類の鉱物を基準にした硬さの順番です。小さい数字から大きい数字へ、傷がつきにくくなります。数字が2倍なら硬さも2倍、という意味ではありません。
数字は硬さの順位です。箱の大きさは硬さの差を表していません。正長石は長石の仲間、りん灰石はこの仲間の基準となる鉱物です。リンク先では仲間や別名も説明しています。
ダイヤモンドも割れるのは、なぜ?
ダイヤモンドのモース硬度は10。それでも、強くぶつかると欠けたり割れたりします。結晶の中の粒のつながり方によって、割れやすい方向があるためです。このように、結晶が決まった方向に割れる性質を「へき開」といいます。
宝石の丈夫さには、硬さと割れにくさに加え、熱や薬品などで変化しにくいかも関わります。硬さの数字だけで、どんな扱いにも耐えられるとは判断できません。
辞典を読むときのコツ
まず硬さの数字を見て、次にその石の特徴や観察の注意を読んでみよう。花こう岩のようにいくつもの鉱物が集まった岩石では、全体の硬さを一つの数字で表せないこともあります。
このページの数字は資料で比べるためのものです。家の石や宝石をこすったり、たたいたりする実験はせず、博物館の説明や辞典の情報を見比べてください。
石を観察するときの約束 ↗読み終わったら、ひとつだけ。「硬度10のダイヤモンドは絶対に割れない」って、本当?
硬度10は傷のつきにくさの目安です。割れにくさとは違うので、ダイヤモンドでも欠けたり割れたりします。
参考にした資料
資料確認:2026-10-04。原文の内容をもとに、小学生にも読みやすい言葉で説明しています。
