どんな石? どうやってできる?
成分の式や、専門用語の読み方
成分の式は、どんな元素(物質をつくる基本の材料)が組み合わさるかを記号で示します。たとえば水晶のSiO₂は、ケイ素のSiと酸素のOを表し、小さな2は酸素の数の比を示します。式が似ていても、粒の並び方が違えば別の鉱物になることがあります。
「酸化物」は酸素とほかの元素が結びついたもの。「ケイ酸塩」はケイ素と酸素をもとにした鉱物の仲間です。「変成岩」は地下の熱や圧力で変わった岩石。「鉱床」は資源になる成分が集まった場所です。
アルミニウムが多く、ケイ素が少ない地質環境などで育ちます。
暮らしのどこで役に立つ?
宝石や研磨材に利用されます。
知ると面白い、石の豆知識
色の呼び名が違っても、ルビーとサファイアの鉱物名はコランダムです。
ルビーとサファイアは、同じ鉱物?
どちらもコランダムという鉱物の宝石です。赤いものをルビー、それ以外の色のものをサファイアと呼びます。
「変種(へんしゅ)」は、同じ鉱物の中で、色などの特徴が違うものの呼び名です。
コランダムこらんだむ
- 成分の式
- Al₂O₃
- 硬さの目安
- 9
鉱物としての名前。純粋なコランダムは無色です。
少しだけ含まれる元素が色に関係します。ルビーの赤にはクロム、青いサファイアには鉄とチタンが関わります。色だけで本物かどうかは決められません。
観察するときのヒント
もう一歩、詳しく調べる結晶の分類・つや・密度・粉の色・割れ方+
資料に記された鉱物の性質です。ページの写真の標本そのものを測定した値ではありません。
- 結晶系内部の並び方と対称性による分類
- 三方晶系
- 密度同じ大きさで比べた重さの目安
- 約3.98〜4.10 g/cm³1cm × 1cm × 1cmの大きさ当たりの重さを、グラムで表す単位です。
- 光沢(こうたく)光を反射したときの、つやの見え方
- ダイヤモンドやガラスに似たつや。裂開面には真珠のようなつやも。
- 条痕(じょうこん)細かい粉にしたときの色
- 白自分で標本を削らず、資料にある性質を読むための情報です。
- 割れ方・変形へき開は、結晶が決まった向きに割れる性質
- へき開とは区別する「裂開」が資料に記録されています。不規則な割れ口になるものも。
モース硬度9でも、割れないという意味ではありません。資料の六方の分類のうち、三方の対称性をもつ結晶です。
性質の出典:Handbook of Mineralogy「corundum」の物性・結晶データ ↗- 整った結晶では、六角形の柱や平たい形などが見られます。切って磨いた宝石の形とは分けて見よう。
- 標本ラベルの「コランダム」と、宝石名の「ルビー」「サファイア」の関係を確かめよう。
写真だけでの鑑定はできません。標本は割ったり削ったりせず、口に入れないでください。知らない石を食べ物や化粧品の代わりに使わないでください。
産地の記録をたどる
出典で確認できた1件の産出記録です。地図は国や地域のおおよその位置を示しています。標本の記録の読み方 ↗
モザンビークの記録 ↗
資料の地域名:モザンビーク(資料に詳しい地域名なし) / 地図:地域の概略位置
モザンビーク産のコランダムが登録されています。ルビーやサファイアの色名ではなく、資料の鉱物名で掲載しています。 表示の図はAI生成の説明用イラストです。特定の標本や産地を再現したものではありません。この記録の標本写真は未掲載です。
資料確認:2026-10-04
産地は採集できる場所の案内ではありません。採集・観察の安全の約束も確認してください。
説明・写真の出典
科学的プロフィールの資料確認:2026-10-04。追加の産出記録は各資料を参照してください。
成分の式は基本的な組成、数値は資料に記された目安です。種類・成分・結晶の向きなどによって変わるものは注記しています。訂正・編集方針





