鉱物 / Spodumene

リチア輝石りちあきせき

電池の材料にも関わる、リチウムを含む鉱物。

別名:スポジュメン、リチウム輝石

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リチア輝石の色や形を示すAI生成の説明用イラスト
AI生成の説明用イラスト
色や形を説明するための一例です。実物の写真や、特定の標本・産地を再現したものではありません。
まずは、ここから。

基本のプロフィール

分類
鉱物リチウムの鉱石
主な成分
リチウム・アルミニウムなどを含む輝石。
成分の式
LiAlSi₂O₆
硬さの目安
6.5〜7モース硬度:傷のつきにくさの目安。割れにくさや、強さの倍率ではありません。
見られる色
白・灰・桃・緑代表的な色です。標本によって違います。
「硬さ」の数字は、どう読むの?傷のつきにくさと、割れにくさの違いを図で見てみよう。
01

どんな石? どうやってできる?

成分の式や、専門用語の読み方

成分の式は、どんな元素(物質をつくる基本の材料)が組み合わさるかを記号で示します。たとえば水晶のSiO₂は、ケイ素のSiと酸素のOを表し、小さな2は酸素の数の比を示します。式が似ていても、粒の並び方が違えば別の鉱物になることがあります。

「酸化物」は酸素とほかの元素が結びついたもの。「ケイ酸塩」はケイ素と酸素をもとにした鉱物の仲間です。「変成岩」は地下の熱や圧力で変わった岩石。「鉱床」は資源になる成分が集まった場所です。

花こう岩に関係する、結晶が大きく育つ岩石などにできます。

02

暮らしのどこで役に立つ?

リチウムを取り出す鉱石になります。リチウムは充電できる電池などの材料です。

ここでいう「鉱石」は、資源を取り出す材料としての呼び名です。取り出せる成分の量や費用などによって、実際に資源として利用されるかが変わります。目の前の標本がそのまま採算の合う鉱石とは限りません。

03

知ると面白い、石の豆知識

クンツァイトは、リチア輝石の桃色から紫色の変種です。

同じ鉱物の仲間

クンツァイトは、リチア輝石の仲間?

クンツァイトは、リチア輝石(りちあきせき)のうち、淡い桃色〜紫色をした変種です。

「変種(へんしゅ)」は、同じ鉱物の中で、色などの特徴が違うものの呼び名です。

鉱物このページ

リチア輝石りちあきせき

成分の式
LiAlSi₂O₆
硬さの目安
6.5〜7

鉱物としての名前。クンツァイトも、この種類に含まれます。

鉱物の変種

クンツァイトくんつぁいと

成分の式
LiAlSi₂O₆
硬さの目安
6.5〜7

淡い桃色〜紫色の変種。見る方向によって、色の濃さが違って見えるものがあります。

クンツァイトには、決まった方向に割れやすい性質があります。硬さの数字だけで、衝撃に強いとは判断できません。

この比較の出典を見る
04

観察するときのヒント

もう一歩、詳しく調べる結晶の分類・つや・密度・粉の色・割れ方

資料に記された鉱物の性質です。ページの写真の標本そのものを測定した値ではありません。

結晶系内部の並び方と対称性による分類
単斜晶系
密度同じ大きさで比べた重さの目安
約3.03〜3.23 g/cm³1cm × 1cm × 1cmの大きさ当たりの重さを、グラムで表す単位です。
光沢(こうたく)光を反射したときの、つやの見え方
ガラスのようなつや。へき開面では真珠に似たつや。
条痕(じょうこん)細かい粉にしたときの色
白自分で標本を削らず、資料にある性質を読むための情報です。
割れ方・変形へき開は、結晶が決まった向きに割れる性質
へき開が明瞭で、裂開も記録されています。不規則な割れ口や貝殻の内側に似た割れ口があり、もろい性質です。

ピンク色のクンツァイトはリチア輝石の変種です。この数値は、ほかの鉱物も含む輝石グループ全体の値ではありません。

性質の出典:Handbook of Mineralogy「spodumene」の物性・結晶データ ↗

この性質の資料確認:2026-10-05

  • 標本ラベルに「リチア輝石」や「スポジュメン」と書かれているか見てみよう。どちらも同じ鉱物の名前です。
  • クンツァイトも並んでいたら、鉱物としての名前と、色による変種の名前を比べてみよう。

写真だけでの鑑定はできません。標本は割ったり削ったりせず、口に入れないでください。知らない石を食べ物や化粧品の代わりに使わないでください。

05

産地の記録をたどる

出典で確認できた1件の産出記録です。地図は国や地域のおおよその位置を示しています。標本の記録の読み方 ↗

米国

パラ地域のリチア輝石 ↗

資料の地域名:カリフォルニア州・サンディエゴ郡パラ地域 / 地図:地域の概略位置

資料のリチア輝石の分布に記された地域です。桃色の変種クンツァイトがこの記録の標本だとは推測していません。 表示の図はAI生成の説明用イラストです。特定の標本や産地を再現したものではありません。この記録の標本写真は未掲載です。

資料確認:2026-10-05

産地は採集できる場所の案内ではありません。採集・観察の安全の約束も確認してください。

説明・写真の出典

科学的プロフィールの資料確認:2026-10-04。追加の産出記録は各資料を参照してください。

成分の式は基本的な組成、数値は資料に記された目安です。種類・成分・結晶の向きなどによって変わるものは注記しています。訂正・編集方針